特徴

疾病の予防・早期発見から、かかりつけ医としてのプライマリケア、専門的な医療、リハビリテーション、その後のフォローアップまで、皆様の健康を様々な分野からサポートいたします。また、地域の文化的交流の輪を拡げる活動として、国内外の演奏家のコンサートやお祭りなど精力的に行っています。

地域医療から専門医療まで

前身の冨田病院は明治36年に開院し、岡崎市東部でのかかりつけ医としての役割を担いながら地域に根づいた病院として皆様とともに成長してきました。親子代々当院に来られる方も多く、家族背景や住環境などをよく知ることで、お一人お一人の適切な治療に結びつけることができると信じております。また、多くの経験、研鑽を積まれた先生方に定期的にお越しいただくことで、専門性の高い医療も同時にご提供しております。風邪・腹痛といったごく軽い症状の診療から、高血圧や糖尿病・高脂血症などの生活習慣病、骨折などの整形外科疾患、脳卒中・認知症・片頭痛やがん、膠原病などに対する専門的な診療まで、幅広い疾患に対応しております。

高度な医療を行う病院との密な連携

診察の際必要があれば、専門医の先生方と連携して診療を行います。また、関係機関と医療情報を共有することで、迅速かつ効率よく治療にあたることができます。基幹病院等で入院治療を行い、ご自宅に帰るまでの間のリハビリテーションが必要となった場合には、当院に転院していただくことで、引き続き基幹病院と連携した診察・治療をしていただくことができます。そして、当院でしっかりリハビリテーションを行うとともに、ケアマネージャー等と調整を行い、退院される際の準備をきちんと整えた状態で、安心してご自宅にお帰りいただくことができます。

充実した検査体制

当院は、1.5テスラのMRI、16列マルチスライスのCTを設置し、脳神経の疾患を始め、がんや肺の疾患、整形疾患など様々な疾患の精査を行うことができます。待ち時間も少なく、受診当日に検査を行い、その日のうちに結果診察を行うこともできます。MRI、CT以外に脳波計も取り揃えており、てんかんの精査も行うことができます。MRIやCTで重篤な疾患が見つかった際、その場ですぐに急性期病院に連絡を取り救急搬送することによって、致命的な後遺症を免れたケースもあります。

胃内視鏡は経鼻・経口どちらも対応可能であり、大腸内視鏡は検査だけでなくポリープ摘出術も行っております。その他、レントゲン、心電計、頸動脈・心臓・腹部・甲状腺・乳腺に対応可能なエコー、肺機能測定装置、血圧脈波検査装置、血液ガス分析装置、マンモグラフィ等も取り揃えております。

このように、充実した検査体制を整えることにより、様々な形で皆様の健康をサポートしております。

リハビリテーションに専念できる入院環境の追求
~回復期リハビリテーション病棟~

回復期リハビリテーション病棟では、304m2の広さを持つ開放的なリハビリテーション室を備え、365日のびのびとリハビリテーションを行うことができます。このリハビリテーション室には、藤田医科大学とトヨタ自動車が産学連携で開発した歩行支援ロボットを始め、一軸移動式免荷装置、部分免荷トレッドミルなど最新のリハビリテーション機器を設置しております。当院の療法士は、藤田医科大学の教員から指導を受けながらリハビリテーションの臨床技術向上を図り、またこれらの機器を活用して、皆様の身体機能や日常生活動作の向上を目指します。

病棟全体はゆったりとした造りになっております。天井を高くするとともに外からの光を多く取り込めるよう天窓を設置し、明るく広い環境で前向きにリハビリテーションに取り組んでいただけるような構造にいたしました。大部屋は4人床ですが、一つ一つの病床にエアコンを設置し、また施設基準で定められた面積よりも広くすることで、皆様がよりくつろいでいただける環境を整えております。間仕切りに背の高い家具を置くことで、よりプライバシーが保たれるような半個室構造の病床も用意しております。

食事、排泄、入浴等、すべての日常生活動作がリハビリテーションとなるよう、病棟の各所には細やかな配慮がなされております。また、リハビリテーション室から望むことのできる散策路は屋外歩行練習に活用され、豊かな自然に触れながら安全にリハビリテーションを行うことができます。

それぞれの身体状態に応じたリハビリテーション
~通所・訪問リハビリテーション~

急性期病院で治療を終えた後に転院し、集中して入院リハビリテーションを行う回復期リハビリテーション病棟に加え、当院を退院された後に介護保険サービスとして利用可能な通所リハビリテーションや訪問リハビリテーションを備えております。

皆様ができるだけ長く、住み慣れた自宅や地域で暮らし続けることができるよう、お一人お一人の状態に応じて、身体機能・日常生活動作能力の向上・維持をサポートいたします。

当院に併設した通所リハビリテーションでは、病棟のリハビリテーション室同様、緑豊かな自然を眺めることができ、送迎・入浴・昼食・リハビリテーション・レクリエーションを提供する一日のデイケアと、約2時間のリハビリテーションを行う短時間デイケアを提供しております。
地域の皆様とともに充実した一日を過ごしながら生活のリズムを整えたい方、リハビリを集中的に行いたい方等、それぞれのニーズに対応しております。

訪問リハビリテーションでは、ご退院後に療法士がご自宅に伺い、リハビリテーションを行います。訪問リハビリテーションの療法士は、当院入院中の皆様のリハビリテーションの様子を確認し、また入院の担当療法士から詳細な引継ぎを受けることによって、切れ目なくスムーズに、退院後のご自宅でのリハビリテーションを開始することができます。
麻痺などの後遺症が残り、今までと違うお身体の状態でご自宅に退院され、日常生活動作をどのようにしていけばよいかわからない等お困りの方に対して、安心・安全に生活ができるよう、実践的なリハビリテーションを行います。

ドック・各種健診等による疾病の予防・早期発見
~予防医学センター~

予防医学センターでは、各種健保組合の人間ドック、岡崎市の健診(国民健康保険ドック ・ 個別特定健診 ・ がん検診 ・ 脳ドック)、日帰り人間ドック、脳ドック、肺ドック、特定健康診査、雇入健診・定期健康診断などの様々な健診が行える体制を整え、皆様の疾病の予防 ・ 早期発見ができるよう努めております。

いくら医学や医療技術が進んでも、一番大切なのは病気の早期発見です。当院では神経内科専門医、内視鏡専門医、大学病院 ・ 基幹病院所属の放射線科 ・ 脳神経外科 ・ 呼吸器内科 ・ 循環器内科や、乳がん ・ 子宮頸がん等の検診を行う婦人科など、各科専門医と連携したチェック体制をとっております。
健診エリアでは、全ての検査がエリア内で完結できるよう、検査機器をコンパクトに配置しております。健診担当の職員が連携し、皆様の検査状況を確認
しながら効率よく健診を受けていただくよう、心がけております。

緑あふれる環境とアクセスの良さ

当院は緑豊かな環境に囲まれ、院内からは清々しい空気とともに美しい景色を望むことができます。春には桜、菜の花、病院玄関前の花壇にはパンジーやチューリップが咲き乱れ、ウグイスの鳴き声が隣の法蔵寺の山々に響き渡ります。初夏には新緑、秋にはコスモスやススキなど、四季折々の草花が施設を取り囲みます。通所リハビリテーションに向かう坂道では、樹齢300年をこえる大クスノキが皆様をお出迎えいたします。

名鉄本宿駅から徒歩5分、国道1号線からすぐのところにある当院は、東名高速道路音羽蒲郡IC・新東名高速道路岡崎東ICからも10分ほどで到着いたします。車をお持ちでない方、遠方から来られるご家族の方にも、アクセスのしやすい立地となっております。

地域への貢献 ~防災訓練や院内コンサートの開催~

◆防災訓練(年2回)

年に2回防災訓練を行い、うち1回は地域の皆様にもご参加いただき災害対策に努めております。
本宿消防署と連携し、防災訓練当日は病院玄関に起震車、煙道(煙テント)を配置し、近隣住民の皆様にも体験いただいております。また、救命措置の講習を行い、病院職員だけでなく地域の皆様にも防災の意識を高めていただく機会を作っております。

◆まちづくりへの参加 ~本宿学区げんきを考える会、ごまんぞく体操など~

各地区の総代や民生委員の皆様、学区福祉委員会、老人クラブの皆様方、東部地域包括支援センター、社会福祉協議会、岡崎市役所の職員の方々と協力し、本宿を始めとする近隣学区の健康推進活動に参加しております。2019年10月からは、冨田病院会議室にて週に1回ごまんぞく体操を開催し、地域の皆様にご活用いただいております。

◆院内コンサート(不定期開催)

患者様へのサービスと地域貢献の一環として、国内外からバイオリニスト・声楽家などのプロの演奏家をお呼びして院内コンサートを開催しております。入院中の方を始め、ご家族の方、地域住民の方々に楽しんでいただいております。

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